運ゲー起業

渋谷ではたらく社長の告白 (幻冬舎文庫)

渋谷ではたらく社長の告白 (幻冬舎文庫)

先日いただいた本読みました。Amebaブログでお馴染み、Cyber Agent藤田社長の自伝。ちょっと古い本なので、ITバブル後同社が黒字化するまでのお話です。とても読みやすかったです。というのも良い意味でも悪い意味でも、言葉一つ一つが俗に言う若者言葉だったから。「ご教授お願いします」で吹いたけど、そんなことを突っ込むのはナンセンス!と言っておく。

内容はぐいぐいと引き込まれます。あっという間に読んでしまった。藤田社長の幼少期の話から、起業のきっかけにもなった青学時代の話などはかなり面白かったです。で、こんな僕が史上最年少でマザーズ上場を果たした社長に、あえて言わせてもらうと「えこれ、運ゲー?」

社長の経営に対する理念っていうのは「営業がんばれ!がんばればいけるよ!いける!いける!」っていうことで。結局結果が付いてきたのは運良かっただけなんじゃないの?と突っ込みたくなるエピソードがいくつもありました。特に、ITバブルが弾けご多分に漏れず同社の株も暴落していったときの話は、奥菜恵との馴れ初め話ではぐらかされ、いつの間にか株価回復してましたという流れ。もっとそこを教えてよってね。その陰で、社長に"裏切られた"数々の人たちには同情しちゃいます。

そうそう、その奥菜恵なんだけど、藤田社長と結婚していたなんて知りませんでした。ニュースでヒルズ族の誰々と結婚、なんていうのは見た記憶があるけど、まさかCyber Agentの社長がその相手だとは思わなかったです。ぐぐってみたら翌年には離婚したらしいですけど。本の中でも結構モテアピール入ってましたけどね!

ホリエモンとの関係も意外でした。三木谷社長や村上さんも出てきます。当時を思い出しました。でも、今のCyber Agentがあるのはホリエモンのおかげ、ですよね。