懐かしきかなR4

Game*Spark見てたら、思い出が蘇った。
Game*Sparkリサーチ『過小評価されているゲームといえば?』結果発表

リッジレーサータイプ4

コンセプトである夜にそって、グラフィックの美しさ、 最高のBGM、 深いストーリー、オープニング、エンディング、全てにおいて作り手の魂が感じられるハイセンスなレースゲーム。
リッジレーサーシリーズの中でもずば抜けている。というか、全てのレースゲームの中でもずば抜けている。

早くゲームアーカイブスに来ないかな

R4、やりまくったよ。中1ぐらいだったかなぁ。近所の幼なじみ*1とよく遊んでいた。R4と言えば彼と遊んでいたときのことを思い出す。と言っても、赤ん坊の頃から知ってるし、小学生の時は外で鬼ごっこしたり、それぞれの家でゲームしたりはあったんだが。でもやっぱり学年が違うので、仲が良い時期と疎遠になる時期を何度か繰り返していた。

俺が中学に入学したのをきっかけに、頻繁に遊ぶようになった。お互い部活に入っていたり塾に通っていたりしたので、日曜日の午後から遊ぶのが通例となっていた。チャリで5kmほど走って、スポーツ店やゲーム・CD屋を回る。外が暗くなり出すと、帰り道のローソンで買ったからあげクンを食いながら、帰って家で何するか、あーでもないこーでもない言いながら帰路を急いだ。

うちの家庭は結構厳しかったので、小学生の頃はそういった遊びをしたことがなかった。同級生たちが街へ映画を見に行く、サタデーテーリング*2へ行く等という話を、一緒に行きたいなぁと思いつつも毎回適当な理由をつけて断るしかなかった。しかし中学に入って、部活で他の学校や大会会場へ行くことが多くなり、次第にその規制も緩くなった。小学生のときの反動もあって、俺にとって週に一度のこの小さな冒険はとても楽しみなイベントになっていた。

店を回ると言っても、所詮は中学生。財布にも大した金は入っていないので、基本的には見るだけだった。たまに、好きなアーティストのCDが出たら買うとかそれくらい。それでも楽しくて仕方がなかった。

ある日、YESそうご電器*3へ行ったときだった。上述のリッジレーサータイプ4がワゴンセールとなっていた。新品でお値段980円。中古ならまだしも、新品でこの価格は安い。手持ちは少なかったが、奮発して友達と1つずつ買った。正直、このときは「比較的発売して間もないレースゲーム」ということしか知らなかった。

帰って友達の家で早速プレイ。OPムービーで度肝を抜かれた。なんだこれ。オシャレの「オ」の字も知らない青臭いガキんちょだったが、そのハイセンスなムービーとノリのいい音楽に軽く感動した。

ゲーム自体も、昨今のドライブシミュレータゲーに比べたら温いが、なかなかおもしろかった。そしてやり込み要素として、隠し車種の存在。購入からしばらくは、その友達とタイムを競ったり、隠しを解禁したり。友達も俺以上にハマっていた。

しばらくして、そんな彼とも全く遊ばなくなった。彼が中3になり受験勉強が始まって、俺から遊びに誘うのは気が引けたからだ。俺が高校に入ってからだったか、夜に「PCのマウスが使えなくなったので、ちょっとだけ貸して」と家に電話がかかってきて、その際世間話をしたのは覚えてる。「また遊ぼうぜ」とお決まりの文句で別れたが、それ以来会うことはなかった。新作ゲームを買うためにR4は売った。購入時よりも高く売れた。

それから彼は高校を出、専門学校で二年学び、今では道外の企業にお勤めしているようだ。高校までは非モテだった彼も、盆や正月には彼女と一緒に帰省してくる。と言っても俺は直接彼に会ったわけでもなく、周りの人から聞いただけの話だが。そろそろ結婚も考えてるとかそうでないとか。

去年ヤフオクでR4を買い直した。中古で500円くらいだった。またBGMが聞きたくて買ったのだが、一度もプレイせずに積んである。いい加減にやろうかなと今思う。

まとまりがなくなってしまったけど、R4と言えばってお話でした。ゲームも最高におもしろいです。おすすめ。

R4-RIDGE RACER TYPE4-

R4-RIDGE RACER TYPE4-

*1:一コ年上の男

*2:さっぽろ市営交通局が毎週土曜日に行っているスタンプラリー

*3:以前札幌にあった家電量販店。TVゲームやCDも売っていた。数年前ゲオ系列に吸収された